国際シンポジウム「いのちとは何か」に向けての第1回準備会

 2025年大阪湾に浮かぶ夢洲を舞台に「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに大阪・関西万国博覧会が開かれます。関西文化学術研究都市もそれに一定の関与をしようと考えています。ただ気候変動問題の深刻化や、ウクライナ戦争の勃発により「いのち輝く未来社会」を「デザイン」することの困難さは、日々増していると思います。しかしそのような時だからこそ、学問研究に携わる者には、個々の専門を超えた総合知の課題として、「いのち」とは何かを問い、その問いの深みから今回のテーマを具現化させることが求められます。そこでそのための国際シンポジウムの開催に向けての第1回準備会を開きたいと思います。分野を問わず奮ってご参加いただければ幸いです。

【講演・問題提起】
池原健二(けいはんな文化学術協会理事、奈良女子大学名誉教授) 生命科学
著書に『GADV仮説―生命起源を問い直す』(京都大学学術出版会)があり、生命起源について独自の見解を提唱されてきました。

丸山茂徳(東京工業大学名誉教授) 地質学
著書に『生命と地球の歴史』(岩波新書)があり、これまで全地球史解読研究を推進し、生命と地球の起源と進化についての独自のモデルを提唱されて来られました。